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  • 小田急線「千歳船橋駅」南口よりスグ
  • 東京都世田谷区桜丘2-28-16 2階 (エレベーター完備)
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糖尿病内科

ちとせ船橋駅前内科の糖尿病治療

糖尿病治療のイメージ写真

ちとせ船橋駅前内科 院長は「日本糖尿病学会糖尿病専門医」の資格を有しており、今まで大学病院や大病院で糖尿病内科の臨床経験を積んで参りました。
さらに院長はこれからも常に最新の医学を学び、その学んだ知識を目の前でお困りの患者さんに寄り添いながらご提供していきたいと考えております。

糖尿病治療は食事、運動療法を中心に適切な薬物療法を行うことが大切です。
新聞やテレビでも取り上げられますが、糖尿病のお薬はどんどん新しくなっています。
最新の知識を皆様に分かりやすくご説明し、その方の生活スタイルにあった糖尿病治療の提供ができるようにしたいと考えています。
そのため当院では日本糖尿病学会糖尿病専門医の院長をはじめ、糖尿病専門の看護師や管理栄養士が、チーム一丸となって皆様の健康をサポートします。

また、いわゆる糖尿病の気がある方、検診や健診で血糖が高めを指摘された方を対象に、糖尿病の診断をするための検査も随時行っています。詳しくはお問合せください。

糖尿病とは

糖尿病発症のしくみ

糖尿病発症のイメージ写真

食物に含まれるブドウ糖は体内に摂取された後にエネルギーに変わります。
この糖をエネルギーに変える役割を果たしているのが、膵臓より分泌されるホルモンであるインスリンです。
このインスリンの作用が弱かったりききがわるいと、その糖をエネルギーに変えることができません。
そのため血中の糖の濃度、つまり「血糖値」が高い状態になります。
このように常態として高血糖を引き起こす病気を「糖尿病」といいます。
糖尿病の程度が軽度の間は症状が乏しいこともあり、高を括って治療をせずに放置してしまう方も多いことが事実です。
そのうちに糖尿病は重度になり、気付かないうちに以下に説明する糖尿病三大合併症を発症することになります。

糖尿病の種類

次に糖尿病の種類についてご説明します。
ひとくちに糖尿病といっても大まかに分けて1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病は膵臓のβ細胞が壊れ、インスリンの産生と分泌が行われなくなることで起こります。
1型糖尿病は若い方を中心に幅広い年齢で発症します。
なお、1型糖尿病の方は継続して注射により、インスリンを補うことが必要になります。

一方、2型糖尿病は、遺伝的な要因と肥満や運動不足、ストレス等がきっかけで発症する生活習慣病の一つです。
発症初期は特に自覚症状に乏しいため気付きにくいのですが、放っておくと以下の合併症を発症しますので、定期的な健康診断を行い、その結果血糖値が高いと指摘されたら早めに専門の医療機関を受診することが大切です。

糖尿病の三大合併症について

糖尿病が進行して、慢性的に血糖値が高い状態が続くと血管をはじめとする臓器に障害が現れます。
特に末梢神経や目の網膜または腎臓の細い血管に障害が起こることで、糖尿病の三大合併症と呼ばれる「糖尿病網膜症」「糖尿病神経障害」「糖尿病腎症」を発症します。

糖尿病により全身の細い血管に動脈硬化を生じることで、治療をせずに放置しておくと視力障害や腎不全、足の壊死等の重篤な状態にまで進行するリスクがあります。
そこでここでは糖尿病の三大合併症を簡単に説明致します。

糖尿病網膜症

目の網膜には毛細血管が張り巡らされています。
血糖値が高い状態が続くと、この毛細血管が詰まるなどして網膜へ十分な酸素や栄養分が供給ができなくなり、糖尿病網膜症を引き起こします
初期には自覚症状はほとんどなく、糖尿病の治療をしないでいると、概ね20年間で約7割の方に糖尿病網膜症が発症するといわれており、進行すると失明に至ることもあります。
そのため早期発見および治療が重要で、糖尿病と診断された場合は眼科での定期的な検査も重要となります。

糖尿病神経障害

2型糖尿病を患っておられる方の約3割程度は、治療をせずに放置するとその発症から5~10年ほどで末梢神経に障害が起こり始めます。
重症化すると、足先や手に壊疽(えそ)を起こしたり、勃起不全(ED)の原因ともなります。

※勃起障害(ED)治療薬の処方について
当院では、勃起障害(ED)に対して内服薬を処方しております(自費診療)。ご希望の方はお申し 付けください。

糖尿病腎症

腎臓は尿を作る重要な臓器であり、毛細血管が密集しています。
血糖値が高い状態が続くと、次第にこの毛細血管が障害され、血液の濾過(ろか)機能が失われていきます。
これが糖尿病腎症です。
糖尿病腎症が進行すると腎不全に至り、最終的に透析が必要になります。

糖尿病の診断基準について

糖尿病の診断基準のイメージ写真

糖尿病の診断は血中の血糖値を調べることでつきます。
血糖値は、10時間以上空腹時の測定やブドウ糖を溶かした水を飲んで、その後血糖値とインスリン分泌量の変化の推移を調べる方法で診断します。
下記のような特徴が見られたら、糖尿病の疑いがあるとされます。

  • 空腹時血糖値が126mg/dl以上
  • 75gOGTTで2時間後血糖値が200mg/dl以上
  • 随時血糖値が200mg/dl以上
  • 別の日に行った検査で同様な数値が確認されるか、眼底検査で「糖尿病性網膜症」の所見が陽性か、HbA1C値が6.5%以上なら「糖尿病」と診断とされます。

糖尿病の治療方法

食事療法

食事療法のイメージ写真

糖尿病の最も効果的で重要な治療法は食事療法です。
適切な量の食事で、必要とする栄養を摂取できるようにコントロールします。
特に食べてはいけない食材やメニューがあるわけではありませんが、外食や間食、アルコール摂取等は1日に摂取するエネルギー量がオーバーしやすいので、特に注意が必要です。
なお、食事療法の基本は下記になります。

  • 身長と普段の活動量に適したカロリー摂取
  • 必要な栄養素をバランス良く摂取
  • 塩分の摂り過ぎに注意する(食塩6g以下/日)
  • 間食を控える

医師の指導の下、バランスの良い食生活を送ることをおすすめ致します。

運動療法

運動療法は食事療法と同じく糖尿病の基本となる治療法といえます。
適度な運動によってブドウ糖や脂肪酸の体内での利用を促進させ、血糖値の低下やインスリン抵抗性の改善を行うことができます。
但し、合併症がある場合や薬物治療をしている場合は運動が制限されることもありますので、運動の種類や時間・回数等については医師の指導の下で行うようにしましょう。

薬物療法

薬物療法のイメージ写真

糖尿病の薬物療法には、経口の血糖降下薬と注射治療があります。
1型糖尿病の治療ではインスリン注射を行います。
2 型糖尿病では上述の食事療法や運動療法で改善されない場合、血糖降下薬の内服や注射治療を行います。
特にインスリン注射は、不足している、もしくはうまく作用していないインスリンを補い、自分の膵臓を休める効果もあります。
そのためインスリン注射は決して糖尿病が悪化しているからといって行う治療法ではありません。
以下に主な糖尿病の薬物療法における経口治療薬と注射治療について説明致します。

経口治療薬

特徴 種類 主な作用
インスリンの分泌量を増やす スルホニル尿素(SU)薬 インスリン分泌の促進
速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬) より速いインスリン分泌促進で食後血糖値の改善
DPP-4阻害薬 血糖依存症のインスリン分泌促進、グルカゴン分泌抑制
インスリンの作用を改善する ビグアナイド薬 肝臓での糖新生を抑制
チアゾリジン薬 骨格筋・肝臓でのインスリン感受性改善
糖の吸収と排泄を 調整する α-グルコシダーゼ阻害薬 炭水化物の吸収遅延による食後高血糖の改善
SGLT2阻害薬 腎臓での糖の再吸収阻害による尿中ブドウ糖排泄促進
スルホニル尿素(SU)薬

膵臓のβ細胞を刺激することでインスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる薬です。
ただ、低血糖を起こしたり、空腹感を感じて体重増加を招きやすい側面もあります。
β細胞にインスリンを作る能力が残っている患者さんに使用します。

速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)

SU薬同様、インスリン分泌を促進し血糖値を低下させます。
ただ、こちらの方がより血中への吸収と血中からの消失が速いため、効果が現れるまでの時間、および効果が持続する時間が非常に短いです。1日3回、食事の直前に服用します。

DPP4阻害薬

血糖降下作用を持つインクレチンという消化管ホルモンの分解を抑制することにより、インスリン分泌を促進したり、血糖値を上昇させるグルカゴンの分泌を抑制して、血糖値を低下させます。

ビグアナイド薬

肝臓や消化管から糖が吸収するのを抑制したり、膵臓以外に作用することで、末梢組織でのインスリン感受性を改善させることで血糖値を下げる薬です。
体重を増加させにくく、インスリンの分泌に関係しませんが、乳酸アシドーシスを起こす可能性を含んでいます。
腎臓の悪い方やご高齢の方には注意が必要です。

チアゾリジン薬

脂肪細胞へ作用することでインスリン抵抗性を改善し、血糖を下げる効果があります。

α-グルコシダーゼ阻害薬

食事から摂取した炭水化物の分解を抑えることにより血糖値の上昇を防ぎます。
おならがふえることがあります。
またお腹の手術をされたことのある方には使用しません。
1日3回食事の直前に服用します。

SGLT2阻害薬

腎臓で排出されるブドウ糖の再吸収を抑え、尿に糖を多く出すことで血糖値を低下させる効果があります。

注射治療薬

注射治療薬には、大きく分けてGLP-1受容体作動薬とインスリン注射の二つがあります。
双方とも糖尿病に対する注射治療薬ですが、インスリン注射はインスリン自体を補充するのに対し、GLP-1受容体作動薬は、膵臓よりインスリンを出しやすくする作用があります。

以下に各々の注射治療薬について説明致します。

GLP-1受容体作動薬

GLP-1受容体作動薬には1日に1〜2回接種する薬と週に一回接種する薬があります。
GLP-1受容体作動薬を投与することにより、血糖が高い時にインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。
また胃や腸管での食べ物の消化のスピードが遅くなることで食欲を抑える作用等もあります。
体内の血糖値に応じて作用するため、膵臓のβ細胞への負担が少ない薬であり、且つ体重を減らす作用も期待できます。

インスリン注射

インスリンを直接補充することで血糖値を下げる方法で、1型糖尿病患者の方には特に大切な治療法です。
2型糖尿病患者の方においても、食事療法や運動療法、上述の血糖降下薬で望ましい効果が見込めない場合の他、治療開始時や治療中断等で高血糖となっている場合に用いられます。
インスリン製剤は、効果が出てくる時間、効果の持続時間によって、

  • 超速効型
  • 速効型
  • 中間型
  • 混合型
  • 持効型溶解

などの種類があります。
これは患者さんに合わせて、使い分けします。

分類 効果発現時間 作用持続時間 用法
超速効型 10~20分 最大作用時間 約2時間 食事直前の投与で、食事による血糖値上昇を抑制
速効型 30分程度 (皮下注射の場合) 約5~8時間 (皮下注射の場合) 食前投与で食事による血糖値上昇を抑制
中間型 約1~3時間 約18~24時間  
混合型 それぞれの 作用発現時間 中間型インスリンとほぼ同様 超速効型か速効型と中間型を多様な比率で混合したもの
持効型溶解 約1~2時間 ほぼ1日 インスリン分泌を補い、空腹時血糖値上昇を抑制
医院概要Summary of the clinic
診療科目 内科 糖尿病内科 内分泌内科
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